• Shinya Hada

『私の心の天気予報』翻訳記事④

本記事は"the Weather Forecast of My Mind- Oneness Qi for Mind - Body Medicine "(English Edition) Myoung Sook Kim の日本語訳です。 ①~⑪まであります。翻訳は葉田真也。

https://www.amazon.co.jp/Weather-Forecast-My-Mind-Medicine-ebook/dp/B00AVGK1ZC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1540986300&sr=8-1&keywords=the+weather+forecast+of+my+mind

D.人体と五行の原則

 古代以来、私たちは宇宙を大宇宙と呼び、人間を小宇宙と呼んできた。人間が小宇宙と考えらている理由は、同じ自然の法則と原則が人間にも適用されるからである。それゆえ、人間は、そのことを知ろうが知るまいが、自然と交流して、自然に影響を受けている。全ての生きとし生けるものは陰陽の原則によって生み出され、生きている。しかし、特に人間は小宇宙と同一視される。これは、人間だけが宇宙の真理を悟り、“自然の心”持つことでその心理を実現するからでする。人間は、心を修養するにつれて、宇宙の心(例えば、愛と慈悲を表現する)と同じ心になる能力を持つ。精神修養と霊的実践は人が活動的に世俗の苦悩や愛着に打ち勝ち、その人本当の心、美しい心を回復して、それらを乗り越えるために通る一つの過程である。私たちはこの過程を“元心回帰”と呼び、物理的肉体を通して、この過程を可能にする修練方法である。

霊的実践を維持した韓国人は、悟り、或いは、“神仙”と呼ばれる人間性の理想を追求し続けている。この言葉は自然の法則を表現し、実際に体現する人に使われる。彼らは自然と“一”となる霊的実践を通して精神と肉体を修養する。悟りを得た人は魂が自由で、物事にとらわれず、自然の法則を深く理解している自然の人である。

 古代韓国の氣の哲学者は宇宙と地球の変化を予測することが出来た。彼らは変化の背景にある法則と原則を理解できたからである。だから彼らの生活はバランスが取れていて、自然の変化によく適応できる。彼らは心と身体と天と地の相関関係にも洞察を持っていた。これらの原則に従って、彼らは病気無く健康、長寿を管理と維持により優れていた。心身医療と心理神経免疫学の主題に戻ると、私たちに以下の重要な意味深い疑問が浮かぶ。

 第一に、どの感覚或いは感情がホルモンと免疫システムに影響を与えているのか? 第二に、心と感覚を変えることで進行性の病気の身体的症状を転向させたり、やわらげたりできるのか? これら二つの疑問は氣医療と精神―身体医療の相関関係を明確に説明する際に重要な意味を持つ。


 根本的で基本的な氣医療の理論は陰陽五行の理論である。もっと前に述べたように、五行は宇宙に適用される原則である。そして、人体が宇宙の中の小宇宙とみなされるように当時は、身体の内臓器官もまた五行に関連付けて理解されている。以下は元素と臓器の相関関係である。木―肝臓、火―心臓、土―脾臓、金―肺、水―腎臓。世界のすべてのものも小宇宙で互いに繋がっているように、すべての臓器は体の中で一つのシステムとして互いに関係している。例えば、もし、寒さで気分が悪くなれば、肺と大腸と同じ氣の行に互いに密に繋がっているので、時折便秘や下痢になる。

 氣医療は身体を相互連結の有機体と見て、全体システムの構造的不均衡を症状として解釈する。このようにして、現代の医療科学は全体を無視してそれぞれの症状に焦点を当てるが、氣医療は全体としてその人を治療しようとする。

 例えば、氣医療は心臓外科手術をした人は腎臓の問題も抱えていた可能性があると考えるだろう。臓器はエネルギー的に互いに結びついているので、身体の一つの部分に見つけられた身体症状においては、実際の問題のある箇所はそこよりも全体的に見て違った所にある。それぞれの独立した臓器を扱う医療科学は、これまでに身体のすべての部分に専門化して発展するまで体系的に完成しているが、統合医療でその地平を広げている。しかしながら、まだ人間の氣エネルギーシステムには開眼していない。

 人生における氣の変化についての巨視的予測は誕生、成長、老化、死に焦点を当てている。そして、これらの変化は整然とした形式で起こっている。陰/陽と五行は宇宙と人間が経験する創生、変化、破壊の経過とともにある法則と原則である。古代の氣の哲学者はこの知識を持っていて、それを生活に適応して、氣を修養し、幸せで健康的な生活を送っていた。この同じ知識は、世界中でこの知識を学び、実践するすべての人々の為にある「一元の氣トレーニングである、ハヌル12真法」として、今日私たちが到達でき、である。

5.瞑想と氣運用

 「修養(心の修養)」の観念は韓国文化に深く根ざしていて、過去には幼い子供たちに第一の徳目として教えられてきた。「修養」、文字通りの意味で「心を研ぎ、磨くこと」は若者たちの気高い人格と心性、人格を育てることを目的としていた。

 今日では、子供たちのためのこの種の学校教育はなく、こうした教育は家に託され、施設に行っている。これが現在の教育環境の現実である。継続教育もあまりにも単に情報の収集焦点を当てすぎていて、昔あった生涯にわたる学習と霊的実践と違っているのでよいとは言えない。だからこそ、このように問いかける必要がある。「霊的実践の不在で失ったものは何だろうか?」 私たちはこの問いかけについて真剣に考える必要がある。

 瞑想とは何だろうか? 瞑想とは静かに座り、心を落ち着かせ、静寂の世界に浸ることである。だが、それは何のためだろうか? これは静けさと孤独を楽しむ単なる趣味だろうか? 心の修養は、そのまま心の運用である。今では、人々は多くの時間と労力を、財産や財務、体力などほかのことに費やしている。これは今日のほとんどの人々の間で共通のことであるが、心と霊を運用することをそんなに求めていない。恐らく、心と霊の運用は目に見ることも、図ることもできず、隠されているものだからである。さらに心の平和のための祈りは信仰を持つ人々しかしない。だが、人間の心は本当に不可侵で秘密のものなのだろうか?

 現代医療が病気は実際には心が原因となって起こることを明らかにしたので、もはや心がとても神聖で秘密だとはみなされなくなってきている。ストレスや心の混乱、感情の状態が多くの身体症状の原因だとより広く受け入れられ始めている。このため今では、医療科学は見えない心に科学的にアプローチし始めている。

 現代科学は、今や目に見えず、触ることも出来ない、かつては計測できなかった心が、どのようにして科学的に計測される心理的変化を生み出すのかを研究し始めている。精神神経免疫学では心身相関から発生する病気が研究されているが、身体症状は生理学的要因よりもむしろ心理学的な要因により起こることや、どのようにその心理学的要因が身体的症状に変わり、影響を与えているのかが研究されている。この研究の形では心身の相関関係に関心が向けられ、ストレスが自律神経系や免疫系に影響しているとの証拠もあげられている。

 ハーバード医学学校のハーバート・ベンソン教授はがん患者への瞑想の効果についての研究を行っているが瞑想がEEG、心拍数、血圧を正常化を促進することを明らかにした。彼はこの効果を「リラクゼーション反応」と名付けた。繰り返しの実験で、同じ結果が出ていて、彼は繰り返し粘り強いリラクゼーション反応の実験は病気の兆候を和らげ、改善することを見つけた。

 昔の東洋の氣哲学者はこの心身の有機的な関係性を理解し、さらに体と心の交流の方式を説明しうる理論体系を発展させた。それは「氣医療」を体系化したものである。しかし、氣科学が対象の中に影響のある要素として心をみなすまでには長い時間がかかった。恐らく、「氣医療」を実証された治療体系として捉えるにはさらに時間がかかるだろう。

 一元の氣修練の韓国氣文化は見えない心と見える体が有機的に相互に結びついていると理解している。陰陽五行説は、生と死、健康と病、人霊と神霊のすべてを説明した韓国氣文化に伝えられたものであり、心を修養する霊的実践と体の氣運用を奨励している。最終的にはすれはすべて全人性の「啓蒙と完成」 のため、つまり、「神仙」になるためである。それでは、見えない、心と見える体はどのように相互に影響しあっているのだろうか?

 心に迷いがあるときや、重くて、憂鬱な心境ならば、その情報は脳に伝達される。この伝達された心の情報は行動を決定し、細胞にホルモンのような神経伝達物質を細胞に運ぶ。氣は脳から細胞へメッセージを伝える神経伝達物質としても機能し、細胞から身体に影響する。この方法で、氣は心と体のかけ橋として働く。

 氣運用は「小宇宙の軌道」に沿って体によく氣が循環すれば、最もうまくいく。これは、体にある3つのエネルギーセンターの開発にかかっている。そのためには3つの体内のエネルギーセンターの開発が必要である:上のエネルギーセンター(頭頂部、上のエネルギーセンター)、中間のエネルギーセンター(太陽神経叢、中間のエネルギーセンター)、下のエネルギーセンター(へその真下、下のエネルギーセンター)。それぞれのエネルギーセンターは人間の存在の多面性、つまり、体、心、霊と関係している。

 また、それぞれのエネルギーセンターは道者の人間解釈である精氣神の三位にも関係している。道者の中で使われる精氣神の三位は霊的、身体的健康を支配する過程を説明する他の関連哲学でも援用されている。「精」は「本質」を意味し、「氣」は息エネルギーであり、「神」は神聖或いは人間の霊である。「精」は肉体の物理的基礎で、両親を通じて妊娠の時に子供に授けられる。「精」は体の成長と発展の過程の源で、体の老化とともに徐々に燃え尽きてしまう。「精」を急激に消耗する原因にストレス、過労、病気、栄養不足、薬物乱用などがある。氣とは見えない生命力で、体の活力エネルギーであるが、体を通る経絡という氣経絡を循環する宇宙エネルギーなのである。こうした氣経路が詰まり、氣エネルギーが停滞すると、肌が細胞レベルでバランスを崩し、身体的兆候に気付き始める。「神」は霊、精神、心に相当し、人間の高度な本質の顕現でもある。それは「精」と氣エネルギーの相互作用を通して議論され、高められる。「神」はすべてを網羅する意識、知恵、愛、哀れみ、優しさ、宥恕、受容、容赦、寛大といった感情を総括する。よくできた「神」は強く純粋な精と氣エネルギーの土台として存在する。これら三つは一緒に高められる。よく修養された神により、平和な心が生まれ、主要なエネルギーセンター(上のエネルギーセンター、中間のエネルギーセンター、下のエネルギーセンター)が位置する「小宇宙の軌道」に沿って走っている。

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