• Shinya Hada

『私の心の天気予報』翻訳記事⑦

本記事は"the Weather Forecast of My Mind- Oneness Qi for Mind - Body Medicine "(English Edition) Myoung Sook Kim の日本語訳です。 ①~⑪まであります。翻訳は葉田真也。

https://www.amazon.co.jp/Weather-Forecast-My-Mind-Medicine-ebook/dp/B00AVGK1ZC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1540986300&sr=8-1&keywords=the+weather+forecast+of+my+mind

氣循環の修練

一元の氣修練と、呼吸法を含むそれ以外の他の既存の修練法との違いを強調してもしきれない。他の修練法が下のエネルギーセンターへの蓄氣に焦点を当てているのに対して、一元の氣修練は上のエネルギーセンターから蓄氣を行う。そして、一元の氣の性質はそれ自身、他の修練で運用される自然の氣とは全く違った氣である。また、自然の氣は薄くなって、汚染されてきていることを述べておくことも重要である。そのようなアンバランスな氣の体内への不自然な蓄積は内臓器官へのダメージなどいくつかの副作用を引き起こす原因ともなり得ることに注意を喚起したい。しかし、氣修練の主たる目的は宇宙の元氣(自然の氣ではない)を受けとること、それから、体の氣の質を変えて、高めることである。それにより、究極的にあらゆる方面の健康、つまり、私は自身の肉体的、感情的、霊的な領域の健康を満たすようになれる。心身医療の見地では、氣修練の目的は私達がエネルギーシステムを元の状態に回復して、強さの土台、肯定的心力、ストレス性の疾患の進行を止めて、回復させる免疫の力を持つことである。これはすべて元氣を受け取り、氣経路を活性化させ、体全体によく氣を循環させることで可能になる。そのように氣の詰まりや不足による身体症状の兆候を摘み取ることが氣修練である。

タオ(道)の哲学には陰陽五行が取り入れられている。そして、悟りとは体にこの氣の流れを通し、健康な体、清らかな心、純粋な霊性になることである。一元の霊性は、全てが全ての存在の同じ根本である「一元」から来ているという認識である。だから、それは全てを受け入れ、分別や差別を決してしない態度である。それが悟りである。だから、一元の霊性は全ての人が全てを結びつける一元に回帰し、世界の平和と幸福をもたらすのである。

瞑想

心身医療は自律神経系と免疫システムに変化をもたらし、リラックス反応を引き出す瞑想を処方している。心身医療ではそうした心を空にする受動的瞑想が一般的だが、一元の氣修練の瞑想は再優先順位付けと志向性を含む活動的な精神動作である。

瞑想の目的は意識を変化させて悟ることに向けられている。どうすれば悟れるのであろうか? それは精神活動を通じてである。ストレスを再定義すれば、ストレス状態に耐えられるようになるし、この認識は心身を変化させる。瞑想時間は思考を変化させるために当てる時である。

このように、瞑想の目的は思考と態度の具現化と変化のためにある。具現化は宗教的意味に限ったものではないが、私達の人生のあらゆる瞬間に起きている。私達人間はあらうる瞬間に決断をしている。毎朝起きる時間を決め、着るものやそのほかのものを決める。人生とはこれらの一連の小さな決定で成り立っている。ある日、私達は人生の意味を問いかけ、哲学的な思考に心が移る体験をするかもしれない。それから、いつも考えていた小さな世界の出来事がもはや自分を煩わすほどの重要なことでもなくなる。これが「悟り」の瞬間である。その瞬間、自分が重要だと考えていたことが、再定義されるのだ。日々の生活の状況のストレスが思考の変化によりストレスを感じにくくなるのも「悟り」である。例えば、山中で野生の獣の足音を聞いて恐怖で全身が震えるが、その足音が自分の頭を引き裂こうとする野獣ではなく、ただ鹿が通ったものだけとわかれば、ため息とともに全身が解放されてリラックスする。

他の例をとれば、破産をとりあげてみよう。これには誰もが明らかにストレスを感じる。このストレス状態に対応するための単純な思考の転換は難しい。もし、思考にこの転換が行われれば、「現実」がこの問題に関しては徹底的に崩壊していると言われるだろう。それが世俗の経験を超えている「禪(ぜん)」の本質であり、出来事を意味あるものに変容させて、幸福を作り出す。心と体が元氣で満ちているならば、ストレス状態でも簡単には倒れない。強い氣の流れで強化された心身の力は津波に抵抗する防波堤のように機能する。容易にストレスの餌食になる人にとって、氣運用能力は、いかなる状況、とき、ところであっても助けになる霊的財産となる。

一元の氣修練:ハヌル12真法

一元の氣修練は体内のエネルギーシステムのバランスをとれるようにするための体系的に構成されたプログラムである。修練は三部あり、それぞれに12段階がある。その12段階は順番に実践され、完成するには7日かかる。7日は心と体に期待された効果を出すために与えられている日数である。7日は次の段階がうまく出来るようになる基本が出来る日数でもある。第一部の目的は84,000の氣穴と上のエネルギーセンターの中の大きなエネルギーセンター(頭の頂点)、中間のエネルギーセンター(太陽神経叢の部分)と下のエネルギーセンター(臍の真下にある)を開いて、体から否定的エネルギーを発散し、元氣を取り入れることにある。それにより体内の全てのエネルギーセンターが活性化される。このプロセスは心身の浄化と健康の基本である。

体には12の経絡と360のツボと84,000の氣穴がある。第一部の氣修練で体の全ての経絡と氣穴を開いて活性化させれば、体から否定的エネルギーを排出して元氣のエネルギーを取り込む能力が開発される。

第一部の氣修練の大半は氣エネルギーを引き入れて運用するために指先と掌に心を手中させることに当てられる。多くの氣穴が手に集中してあり、12の経絡もそこにつながっているからである。そのようにして、氣エネルギーを引き入れ、内臓に行き渡らせるのである。第一部の修練で、手の氣穴を開き、エネルギーを引き入れれば、「氣治療の手(天手)」と呼ばれる手で人に氣を送る高度な能力に目覚めることが出来る。

一元の氣修練第一部―体のすべての経絡を開く

第1段階:上のエネルギーセンターを開く

天文朗唱:安定した強い一元の氣天文朗唱は頭頂部のチャクラ(頭の頂点の中央にあるエネルギーのツボ)を開いて活性化させ、前頭葉の機能を高める。上のエネルギーセンターが活性化されれば、自然の氣の振動と繋ぎ、宇宙の元氣のエネルギーが流れ込む。頭頂部のチャクラは、宇宙と一体となることのできる天の門である。ここが詰まると人は宇宙の元氣を体に取り入れにくくなる。

一元の氣の天文朗唱で宇宙の振動と自分の振動を合わせる。肺の容量を大きく広げ、気持ちを集中できるようになるので、漫然とした考えから解放される。

第2段階:中間のエネルギーセンターを開く

瞑想:瞑想で心を修養する。心は人間の中の創造的力で、業も徳も作り出す。心がどのように動いているかについての観察により、偽りの考えから解放されて自らの真の本質、自然の心を回復できる。この優先順位の考え直しが瞑想である。

第3段階:下のエネルギーセンターを開く

元氣を腹式呼吸で吸い込むことで、否定的エネルギーを排出し、体全体の氣の流れをよくする。第三段階の腹式呼吸訓練は下のエネルギーセンターを開くと、代謝が高まって体を軽く感じ、肺の容量が大きくなる。腹部の氣エネルギーのツボが開くと、体内の氣エネルギーが浄化される。鼻の部分も活性化され、アレルギー性鼻炎に効果がある。

第4段階:掌を開く

掌には多くの氣穴がある。体の12の経絡のうち6つが手に流れていて、その経絡を活性化させて元氣で体を満たすことが出来る。

第5段階:この段階では足の裏を開き、3つの大きなエネルギーセンター・丹田を開くだけでなく、手の氣のツボと体の5方向の氣のツボも十分に開く。

第6段階:鼻呼吸で体内の毒素が集中的に排出され、下のエネルギーセンターが強化される。

第7段階:肺をこの長く、ゆっくりした、深い呼吸で活性化させ、体の隅々まで元氣を浸透させ、さらに深く遮断された経絡に繋げ、開く。

第8段階:体のエネルギーセンター・丹田を活性化させる。

体の下の部分の毒素エネルギーを集中的に発散し、元氣で満たす。体の下の部分の遮断された経絡を開く。すると、この部分の病気が改善し始める。

第9段階:目の活性化

目には体の最も大きなエネルギーのツボがある。目のツボが開けば、目の視神経が活性化されて視力が改善される。この運動は肝臓の機能も活性化する。肝臓がエネルギー的に目とつながっているからである。

第10段階:腰の活性化

脊椎骨と骨盤の部分が強化されれば、生殖機能と排泄機能が向上する。上半身と下半身の間の氣の循環がスムーズになるので、体全体の氣の流れのバランスが取れる。

第11段階:足の裏にある氣のツボの強化

この段階で足の裏の氣エネルギーのツボを大きく開く。足首から始まって、氣エネルギーのツボを足に沿って開き、その結果、骨が強くなり、筋肉がよりリラックスする。骨盤と腰椎も正しく矯正される。

第12段階 第1週:脳の活性化

脳は体と心を統制する中心器官である。脳を活性化させることで、記憶力と精神の明晰さと集中力が向上する。

第12段階 第2週:多方向への氣循環

この段階で、体全体に氣を循環させて全身の氣エネルギーのツボを開く。

一元の氣修練第2部―全身に氣を巡らせる

第2部の氣修練は全身に氣を運用して、巡らせる運動で構成されている。これに入るには第1部を終えて、心身の経絡を開くことが条件である。この段階で自然と共鳴し、氣を循環させる能力が大きく高まる。それにより、家族や隣人に氣を分け与え、共有することが出来る。

第1部の修練で全身の氣経絡を活性化出来るので、滞りなく氣が流れる。第1部で氣経絡の活性化をして基礎を作った修練者は、第2部に進み、天氣と地氣を体に取り込むことを学び、それを全身に巡らせる。つまり、第2部は氣エネルギーシステムを磨きなおし、心が平穏になるよう修養して、体に健康をもたらす高度な段階である。第2部の目標は一種の人間性の完成である。

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